COVID-19影響下の大学サッカー選手における心理状況の調査について |
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な流行により、感染拡大予防目的に世界各国で都市のロックダウンなどが実施されました。日本国内においても不要不急の外出自粛要請に伴いプロサッカーリーグやスポーツイベントも相次ぎ中止、延期となっています。教育機関の活動の停止に伴い、大学サッカー選手においても自宅で生活するという今までに経験のない事態となっており、競技や学業から遠ざかる事で心理状況に変化を起こす可能性も危惧されます。
本研究の目的は、大学のサッカー選手へ緊急事態宣言後とその半年後の2回において心理状況をオンラインでアンケート行い、COVID-19影響直後および半年後の変化を分析し、スポーツ現場へフィードバックおよび広く周知する事を目的とします。
<研究の方法と期間>
全日本大学サッカー連盟に所属する大学のサッカー部に所属するサッカー選手(17歳以上の男女)を対象に、無記名によるオンラインアンケートを行ないます。URLもしくはQRコードを各大学関係者に通じて配布します。個人を特定されるような情報の収集は行いません。アンケートに要する時間は約10分程度です。
COVID-19がある程度沈静化し、その後徐々にスポーツ復帰をする過程での選手の心理変化を観察するために、2つのタイムポイントでアンケートを行なう予定です(2020年秋と2021年春頃)。本研究は全日本大学サッカー連盟及び研究を実施する大学の倫理審査を経て、実施承認を得ています。
研究実施期間:倫理委員会承認後 〜 2021 年 6月31日
参加をお願いする期日:2020年9月頃、2021年3月頃
<研究への参加にあたり生じる負担、予測されるリスク>
本研究への参加による、健康被害等あなたに不利益となることが生じる可能性は考えにくいです。
<研究により期待される便益>
本研究へ参加いただくことによる直接的な便益はありませんが、研究成果は各チームにまとめデータ(匿名)としてフィードバックを行う予定です。
<研究への参加は任意であり、同意後の撤回も可能です>
本研究への参加は強制ではなく、あなたの意思により参加・不参加を決めていただきます。研究へ参加しなかったことにより不利益を受けることもありません。また、いったん参加に同意した後でも、いつでも同意を撤回することができます。しかし、質問への回答後はデータが匿名化され、特定の個人を識別でませんので、あなたのデータを廃棄することができません。
<研究に関する情報公開の方法>
本研究の成果を関連する学会や学術誌等で公表する予定です。
<研究計画書及び研究の方法に関する書類の入手・閲覧方法>
ご希望があれば、情報保護や研究の独創性の確保に支障のない範囲で、本研究に関する資料を開示いたします。
<個人情報の取扱い>
本研究では、個人を特定できるような個人情報は収集いたしません。また、提供いただいたデータについては、研究終了5年後に廃棄いたします。
<研究の資金や利益相反に関する状況>
本研究に係る費用は関西医療大学および順天堂大学の研究費から支出され、特定の企業等からの資金提供は受けていません。そのため研究結果や研究対象者の保護に関して影響を及ぼすおそれのある経済的な利益関係等はありません。
<研究体制及び相談窓口>
研究代表者
古家信介:関西医療大学 保健医療学部 はり灸・スポーツトレーナー学科 教授
長尾雅史:順天堂大学 スポーツ健康科学部スポーツ医学研究科 准教授
本研究に関して疑問やご相談等がある場合には、以下までご連絡ください。
ご相談窓口
西尾 啓史:順天堂大学 スポーツ健康科学部スポーツ医学研究科 助教
連絡先:h-nishio@juntendo.ac.jp
<研究への参加にあたり生じる経済的負担もしくは謝礼等>
本研究へご参加いただくにあたり、経済的なご負担をおかけすることはありません。また、試料・データ等のご提供に対する謝礼等もございません。
<現時点で特定されない将来の研究に試料・情報を利用する可能性>
提供いただいたデータ等を、現時点で計画・予定されていない別の研究に利用する場合があります。本研究にご参加いただく際に受けられた説明の目的・項目の範囲を超えて利用させていただく場合には、大学ホームページ等を通じてお知らせいたします。
<監査等に従事する者による試料・情報の閲覧>
本研究において、モニタリングや監査は行いません。
<個人情報の開示について >
本研究において、個人を特定できるような個人情報の収集は一切行いません。